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I'm in heaven

ヅカヲタな二十代会社員の日々

いきなり!キャッチコピー考

雑記

こんにちは。

特に使い道もないのに本の帯をとっておくクセがある南山です。かといって売るときにそれをつけたりしません。

 

今回は宝塚のポスターにおけるキャッチコピーについて、少し語りたいと思います。

 

というのも、かつて暇つぶしにキャッチコピーをメモしたノートを見つけたのでそれを見ながらつらつらと。

 

キャッチコピーは全てのポスターにつくわけではなく、いったいどういう基準でつけられるのかわかりませんが、

ものすごくベタというか普通のもあれば凝ってるなぁというものもあり、

その温度差が面白かったりします。

最近はついてないのが多いですねえ…結構キャッチコピーとかで見に行ってみたいなと思うこともあるので、ポスターが素敵なのは標準装備プラスキャッチコピーで無敵になって欲しいものです。

 

その中でも個人的に好きなものをご紹介。

 

ロミオとジュリエットシリーズ

2012年の月組公演だけ何故かエメの歌詞なのですが、その他の大劇場公演には素敵なキャッチコピーが。*1

 

まずは2011年の雪組公演

 

「めぐり逢えた奇跡、愛し合った悲劇」

 

お披露目公演で悲劇、と言い切ってしまうのは正直どうなの?とは思いましたがポスターの雰囲気とマッチしていて、きれいにまとめているなぁと。ロミジュリの中でもこの公演は刹那的な美しさを感じます。*2

 

そして続く2013年星組公演では間逆のアプローチをしてくるのです。

 

「出逢ったこと、愛し合えたこと、そのすべてが奇跡」

 

同じ言葉を用いて発想の転換というか、言い換えというか、ポスターの雰囲気自体は雪組公演と同じく美しさの中になんとも言えない物悲しさが漂っているのですが、こちらを見つめるちえさんの眼差しとともに訴えかけてくるコピーとなっております。*3

 

風共シリーズ

2013年宙組公演

 

「レット・バトラーという生き方がある」

 

2014年月組公演

 

スカーレット・オハラという生き方がある」

 

 

この二つは作品を象徴する二人の主人公の名前を用いながら、各組のトップスターを自然と表すようになっているのが上手いなぁと思います。

そして生き方、という言葉を使ってそれぞれを際立たせているのです。シンプルながらもよくできているキャッチコピーです。観劇欲が湧きます。*4

 

ご存知ミーマイシリーズ

1995年月組公演

「いっそふたりでシンデレラ」

2008年月組公演

「ひとりのラッキーよりふたりのハッピー!」

2009年花組公演

「つないだ手は、とけない魔法」

2013年月組公演

「ほらね ふたりは赤い糸」

2016年花組公演

「ふたりでいれば、どこでもハッピー!」

 

 

再演を重ねられる悪い人が出てこないハッピーミュージカルですが、

2008年月組公演の絶妙さが目を引きます。間接的に物語の核心に触れているし、ひとりとふたり、ラッキーとハッピーの並べ方が心地良いです。

 

一言シリーズ

2008年雪組公演マリポーサの花

「それは、生きている証」

2012年星組オーシャンズ11

「俺たちに、不可能なことはない。」

2014年宙組公演ベルサイユのばら

「この愛は散らない。」

2014年雪組公演一夢庵風流記 前田慶次

「散らば花のごとく。」

 

もちろんずば抜けて好きなのはえりあゆサヨナラ公演ですが(好きな公演のポスターとキャッチコピーまで良いってサイコーですね!!)

果てしない目力と共に訴えかけてくる新時代ベルばらも捨てがたいし、

もうなんというかビジュアルの暴力?スターの濁流?みたいなスタイリッシュなポスターについたオーシャンズのコピーも良いし、

シックで落ち着いた色調のポスターに添えられたマリポーサのコピーもズシンとくるものがあるし、

要は全部好きです。

 

ポスターが出た時掲載されているスターの大きさや、切手であるかどうか、衣装はどうかはもちろんキャッチコピーも重要な要素だと思っていますので

どんどん付けて欲しいですね、キャッチコピー。

*1:海外ミュージカルのポスターに関しては楽曲の歌詞がキャッチコピーになっているのを時々見かけます

*2:特に緒月遠麻演じるティボルトの強さと儚さは単に美しいを越えている役作りになっています、他のティボよりナルシスト色が薄いですね

*3:満を辞しての初演星組による再演となりました。初演の役を続投したスターも、新たに役を得たスターも目が足りないくらいに活躍していました

*4:宙組月組星組、と続けて上演された風共ですが、このキャッチコピーに影響されて生き方という点で見ると新たな魅力が見えて来た作品でした